2022.08.23Blog
ここ数年で幹細胞コスメと言われる化粧品が爆発的なヒットをしたのはご存じであると思いますが、その幹細胞コスメについて詳しく知っている人はまだまだ少ないと感じています。
幹細胞コスメにはどこから取っているのかなどの由来や、培養方法、嘘か誠かわからないような情報がネット上で飛び交っています。
日本で一番、パイオニアと言われている幹細胞培養液の原料メーカー直伝の幹細胞培養液についての見解を書いていきます。
幹細胞コスメにはいろいろな由来があります。
例えば、ヒト、動物、植物などです。
内容については割愛しますが、それぞれ一長一短があると感じていて、中でも一番効果が感じられると思われるのはヒト由来であると感じる。
また、脂肪、歯髄、臍帯血など、どこの幹細胞を使っているかによっても呼称が変わってくる。
この幹細胞の出所に関しては、どこが良い!とは一概に言えない部分があると申しておこう。
まだまだ幹細胞培養液自体が新しい原料なので、肌に対してのエビデンスが少ない状態であり、人づてでの口コミ評価に過ぎない。また、後述する抽出方法により効果も全然異なってくるので一概にどれが良いとは一般の消費者からは区別がつかないのが正しい情報と言える。
幹細胞培養液にはしっかりと幹細胞から抽出された栄養素が濃いものであっても、サラサラの薄いものであっても成分表示では同じ幹細胞培養液(詳しくは、ヒト脂肪細胞順化培養エキスなど)として扱われる。そのものがしっかりとした基準で抽出されたものかどうかに限らずだ。
しっかり質の高いものかどうかはメーカーからの話を聞かないとわからない部分が多いし、しっかりとメーカーの担当者が自信をもって抽出方法を答えられるかで質がわかるといっても過言ではない。
特に栄養素を抽出する際の培養液(培地)についてこだわりがあるか、通常の抽出方法に加え特殊な抽出方法を行っているかなどが判断の基準になる。
よく幹細胞培養液は栄養素を含んでいないから肌に効果がなく、上澄み液でないと意味がないよという話を聞く。
これは完全に誤った人知識を持った方情報発信の弊害だと言われている。
化粧品の原料として幹細胞培養液が単なる(培地)としてのことを指すのは一般的ではない。
加えて化粧品における用語(定義)について見てみると上澄み液と言った呼称は正式には存在していないことになる。成分表でも上澄み液という表記も一切ない。
口コミなどで上澄み液が幹細胞からの栄養素を含んだ培養液であるとの認識が広まり、それと同時に弊害として幹細胞培養液が栄養素を含んでいないものといった誤解から生まれたものだと言える。